磨くということ

4月と言えば桜、入学、新社会人などなどが思い浮かびます。

近所の小学校に通う新一年生たちのランドセルを見て

自身の数十年前の記憶がよみがえりました。

赤いランドセル。うれしくて大事に使っていました。

6年間使用してもへこんだり傷がついて色が剥げる事もなく、

むしろ使い込んだ革には良い艶が出ていたくらいです。

そんな自慢のランドセルですが、7つ下の妹が1年でボロボロにしてくれました。(笑)

とても悲しかった事を覚えております。

前置きが長くなりましたが本題に入ります。

物に対する接し方、考え方は様々あると思いますが、

 『大事な物は長く手元に置きたい』

そのように思われる方が多いのではないでしょうか。

そういった物たちは大切に扱われる。

長く使い続けるにはどうすれば良いか、考えてもらえます。

磨いたり洗ったり、時には風に当てたりしながら

使っていくわけです。汚れないように注意を払います。

近年は安くても見栄えのする商品が多く出回るようになりましたので、

『ダメになったら買い換えれば良いや』

という考えもあります。時にはその方が賢い選択になる事もあるでしょう。

しかし磨けば光る物、年数を経て味が出る物に私自身は愛着を感じます。

そんな私の持ち物は10年選手ばかりです。