一人ひとりに…

先日のブログに始めの一歩と題して書きましたが、その内容について

ちょっとした気づきがありました。

新聞に97歳の方が書いたエッセイの広告を読んだからです。

「ほんとうの贅沢」というタイトルです。

 『♦︎ものに囲まれた暮らしがあっていい

—私はもののない時代を生きてきました。そういった経験をしているので、

簡単にものを捨てられません。まだ役立ちそうだからとっておきたい、

もう一度役立ててから捨てたいと思うのなら、それでいいと私は思います。

無理して断捨離ブームにのることはありません。自分がそこで幸せに暮らして

いけるかどうかが、一番大切です。』

とありました。

お客様にお掃除のコツを聞かれると

物がない方が掃除は楽だと答えてしまいます。

極端な例をあげればマンションの退去清掃などは、荷物が一切

ありませんので、たとえ汚れがあったとしても物がある場合のクリーニングと

比べると格段に楽に作業できます。

広告文を読んでキレイの基準はお一人おひとりで違うものだと

今更ながら思い直した次第です。

先日、実家の片付けをした時に母にあなたは「何でもかんでも直ぐ捨てる。」

と言われました。

掃除を仕事にしてからいつの間にか聞きかじった片付けの極意に

縛られていたのかもしれません。お恥ずかしい話です。

家の中はそこに住まわれている方が快適であれば良いのです。

そのことを肝に銘じてこれからも精進し、目の前の一人のために

キレイを提供していきたいと存じます。